恋愛中!!!
突然佐野は高い声をあげた
「ん?!なに?」
「絵馬書こう!ふたりで~」
「絵馬?」
「うん!」
佐野は何を思いついてか絵馬を買いたいと言い出した
二人で半額づつお金を出し絵馬とペンをもらった
「ベンチがアッチにあるから
そこで書きなさい」
優しいおじいさんはそう教えてくれて俺たちは移動してベンチに座った
「佐野、何かくの?」
「え?そんなのひとつじゃんか!」
「ひとつ?」
佐野は達人のようにペンを握ると迷いなく書き進めた
『真剣な恋ができますように!!
リサ☆ 』
そこまで書くと俺にペンを渡した
「陣内くんも!」
俺も?かよ…
ペンを受け取ると佐野の名前の横に名前を書いた