恋愛中!!!

しかも判子まてついてるし…



ビリ!ビリリリ~…

ノートの裂ける音が耳に響いた


「おい!アキ何すんだ!」

「これは私が持ってるから」

「俺のノートだぞ!」


アキはノートの余った部分に佐野のアドレスと番号をスラスラと書きまた破いた


「ハイ、ほしいのはこれでしょ?
私がほしいのはこっちだから」


「え…いや、ちょ待って!」

「イチ!!リサは私の大事な友達なんだからね!
わかってるよね?
同じことは繰り返さないでよ!」


同じこと…


「同じこと??」

佐野は不思議そうな顔をした

「…ううん、なんでもないよ
入部おめでと、あとは自由に活動してればいいから」

「うん!ありがとう!」


同じこと…って、まさかアキに言われるとは思ってなかった

俺が悪いんだけど…
だからアキはこんなに食いついてきたんだな


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