恋愛中!!!
「なんで知ってるんだ?
今そう思ったでしょ?」
ドキっとした
見ぬかれたことに
「はは!読めた!
初めて読めた~」
「は?」
俺の今の顔絶対マヌケだろうな
「アキちゃんによく心読まれちゃったり
他の人からもよく読まれるんだ!
なんかそれってすごいな~と思って私も努力してみるんだけど…
全然ダメ!ちっともわかんないだよね」
まぁ…確かに佐野は読みやすいけど
俺も…なんだ
「でも~、今のは違うかな」
佐野はユラユラ揺れるブランコを止めた
「こんなリサーチしてたら
誰だってなんで知ってるの?って思うよね」
あぁ…まぁ、それはそうだろうな
「こんな気持ち悪い女に、恋愛なんてほど遠いよね」
佐野は急に切ない顔をした