恋愛中!!!
掴まれた手から伝わる熱がなんかドキドキさせる
「俺のアドレスと番号…
答えでたらメールして?」
「…あ、うん」
私は急いで赤外線を受信した
〔保存しました〕
画面に出た言葉に現実味がさらに押し寄せた
「家ついたよ、じゃーね!」
いつの間にか山下くんの家は通り過ぎていた
だも山下君は家の前まで送ってくれた
ニコっと微笑むと颯爽と自分の家へ向かってる
その後ろ姿から目が離せなかった
携帯に映る山下君のアドレス
頭に蘇るさっきの光景
『シンと付き合ってるときから…付き合う前から俺は佐野が好きだった
それは、今も変ってないよ』