恋愛中!!!
背後からやってきた陣内くんの声に驚き私は送信ボタンを押してしまった
「あ!!」
「おめでと~」
「なに?どうした?」
ヒョイと顔をのぞかせる陣内くんを見てられるほど、私の心は尋常じゃなかった
「リサの恋が動き出したの!」
「へ?恋?」
「そ!今のおどかしたおかげで
恋の第一歩を踏み入れたの
感謝しないとね~イチ」
「…え?なに?
踏み入れたって?
え?それって抜け出せないの?」
「送ったものをなしにするなんて無理よ」
「え!!待って!」
2人の騒がしい会話もあんまり耳につかなかった
ただ〔送信しました〕って言葉が
またドキドキさせたから
あ!そうだ!
「陣内くん!」