恋愛中!!!


急に涙がこみ上げてきた
それにイッキはすぐに気がついてくれた


「ごめん、シンの話はもうしないよ
思い出させて悪かったね、ごめんね」

両手で私の手を握ってくれた
少し困った顔をしてる

また私は困らせてる…


「ごめん…ごめんね
困ったヤツで…、ごめんね」


「別に困ってないよ
それに俺がシンの話したから悪いだから
リサが謝ることないよ」

イッキは頭を撫でてヨシヨシってしてくれた
やっぱり好きだなイッキのこと

こうやって優しくしてくれる
アキちゃんの言う通り、付き合ってみればもっとその人を好きになっちゃうんだな


その後イッキとは卒業してからの話をした
将来何になりたいかも話した
イッキは昔みたいに面白い話をいっぱいしてくれて
泣いてた自分を何度も笑わせた



帰りは手をつないでまた家まで送ってくれた

「バイバイ!」

「すぐそこだけど離れるの寂しいね」

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