恋愛中!!!
「でも香水っていろんな香りあるよね?」

「直感だよ!直感!
これだ~って思うのがあるハズ」

「直感か…」

「こないだデパートに香水屋さん新しいのできてたよ!
種類も多いし行ってみれば?」


一緒に行こうとも言わなくなった
研究したくないのかな?

あ!そうか…
私といるのをその子に見られたらマズイのかな?

そうだよね…
私もある意味そうなんだ!
他の男の人と歩いてたらイッキ怒るかも
怒るかな?…どうなんだろ?


「そんなに悩むならアキと行けばいいよ
アキならそんなの慣れてるだろ?」

「そうだね!」


その日はそこで部活は終了した
いつもと同じように電車にのって
恋愛映画みたいね~とかって話してバイバイした


駅について改札を降りていつものように歩くと後ろから誰かに手を掴まれた

「え?」

振り返ると固まっていく自分がわかった



「お前、山下と付き合ってるってほんま?」


怖い…怖い…
イッキは忘れさせるって言ってくれた
私はその言葉通り忘れ始めていた

だけど…

「シン…」


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