恋愛中!!!

「え?ここで降りるの?」


「ちゃう、お前の部活仲間おるやろ」

「え?だから?」

「俺は一人を愛する男や、お前は俺と正反対
一人を嫌う女やろ?
相手したっただけや、ほな」

「え?シン?」


背を向けて手だけ振って車両の扉を開けてシンは行った


その後すぐに反対側の車両の扉から陣内くんがやってきた

「佐野!おめでとう!」

「おめでとう陣内くん」


陣内くんかなり息荒い…



「陣内くん…もしかして…寝坊?」

「え?違うよ!ちょっといろいろしてたら時間なくてさ、気が付いたら時間ヤバクて走ってきたんだ」

「そっか…」

陣内くんはさっきシンがいた所とは反対側に座った
「アキは来れないって言ってたで」

「え?!なんで?」

「さっき駅の前で会った
なんか彼氏ともめてたみたいで…
来る準備はしてたみたいやけど
俺が来るの遅いから彼氏に捕まってしまったんかもな」

「アキちゃんも大変だね~」

「ハハハ」


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