先輩とアタシ



『‥‥んっ‥?』



「小夜!大丈夫か?」


えっ、大輔先輩?


てか、アタシ寝てた‥?


目を開けると、保健室のベッドの上だと言うことに気づく。



なんで?



『アタシどうして?』


なんで寝てるんだっけ‥‥?



ここに来た覚えないし‥‥。




「お前いきなり倒れたんだぞ‥‥。マジびびった‥‥。」



『倒れた‥‥?』



そういえば、体育館で具合が悪くて‥‥。




「保健の先生さっきまで居たんだけど、帰っちゃった。」


時計を見ると、もう3時少し過ぎ。



『えっ!!もう部活終わってる?』



今日も、午前中だけだから、もうとっくに終わってる。


「うん。」



『先輩‥‥待っててくれた‥の‥‥?』



もう3時間もたってるよ?



「待ってたよ?ほっとけるわけ無いじゃん。」



ベッドの中のアタシの頭を撫でる。



『‥‥///』



「軽い栄養失調だってよ?」



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