先輩とアタシ


部屋に戻るとみんな各自の部屋に戻ったみたいで、涼が1人布団に転がっていた。



「おせーよ!」



「悪い。ちょっと電話しててさ?」



どうやら1人でヒマだったらしい。


「彼女にラブコールですか?」



からかうような口調で聞いてきた。


「うるせぇ。」



「お前がそんなにゾッコンなの初めてじゃない?」


ずっと友達のこいつは、オレのことを本当に良く分かってる。


「そうだな‥。小夜だけは失いたくないんだ。」


って何言っちゃってんのオレ!!!


恥ずかしい‥。



「良いな‥!!オレも彼女欲しい!!!」



そういえば涼は今フリーだ。


「お前元カノとは、どーなんだよ?吹っ切れた?」



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