先輩とアタシ


『ちょっ、小夜?どうした?どこか痛い?』


下心がまだ見え隠れしつつも、泣いている小夜を、ベッドから起こして座らせてやる。


拒否されたことが、かなりダメージを与える。


でも今は泣いてる小夜が大事。


「ひっく‥‥‥ふぇ‥‥ごめっんなさぁい‥‥。」


ただただ泣き続ける彼女。


オレとヤるのが嫌で泣いてる?

そうでしかないよな?
ああ‥‥‥
オレも泣きたい(泣)


そんなのを態度に出せずに、オレは小夜をなだめる。


無理に押し倒してヤることは出来る。


でもそんなことしたくない。

小夜が嫌なのに、無理になんてしたくない。


でもショックだよな‥‥息子よ。


こんなオレの葛藤には、気づかない小夜は、泣き止んだのか、今度はさっきより5倍増しで、顔を真っ赤にしてぼそぼそ呟く。


「‥‥っく、その///っせ‥‥‥の‥‥。』


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