先輩とアタシ



「別にいーよ。じゃ。」


駿ちゃんは、もうご飯を食べ終わったみたいで、荷物を取りに、友達と行ってしまった。



「あんた本当にモテすぎ!やっぱり駿くんにまで、気に入られてるんだもんね。」



『駿ちゃんは、タダの幼なじみだってば〜。だって駿ちゃんが好きな人は‥‥!』



危ないッッ。



言っちゃうところだった。




「えっ!誰?!駿くんの好きな人?!?!」



興奮気味の尋佳。



『そのうち分かるって。』





「えー気になる!!」




教えるわけには、いかないよ。

だって駿ちゃんの好きな人は








尋佳だから。



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