先輩とアタシ



『アピール?』


尋佳の言ってる意味が分からないアタシ。


「小夜どんだけ天然なの?!びっくりしちゃう。」


へ?天然?


何が‥‥‥‥?


「はぁぁ‥‥。あのね?優人さんは、小夜のことが好きなの。」



『またその話?ありえないって。優人さんは、アタシみたいなヤツより、尋佳みたいな子がタイプだと思うよ?』


優人さんがアタシを好きだなんて、ありえない!


「あんた鈍すぎて、優人さん可哀想。」



と言う尋佳の横で、いまだに、メールの返信に困っていたアタシ。



悩んだあげく、



【お疲れ様でした。大会で会えますね(^-^)!】



と、送った。




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