イージーラブじゃ愛せない


でも、やらしーのはお互い様だ。


「……っ、……だめ……、もうイっちゃう……」


なんだかんだ、私も腰動いてる。ジョージの動きに合わせて、もっともっとって貪欲に揺れている。


「そのままイって?胡桃のイクとこ見たい」

「……馬鹿……っ、恥ずかし……、あっ、あ……っ!」


1番の友達に、イクときの顔見られるとか。とんでもなく恥ずかしい。恥ずかしいけど、その視線に昂ぶってしまう自分の身体はどうしようもない淫乱だな。

今更か。友達と寝てる時点で私に貞操なんてありゃしない。淫乱でけっこう。ビッチでけっこう。





そうして満たされたあと、私より少し遅れて達したジョージに、まだ熱の冷めない身体を押し付けて囁いた。


「もっとしよ」


ジョージは一瞬驚いた顔をしてから

「胡桃のエッチ~。そーいうこと言われると、男って止まんなくなっちゃうんだぜ~知ってた?」

嬉しそうにニッと笑って私の身体を抱き寄せる。



恋人じゃなくて友達+アルファだから。楽しくて気持ちいいセックスがしたい。

切ないとか愛しいとか、そんなのはゴメンだ。お互いいっぱいいやらしく乱れて、そんで後はあったかく眠れたらいい。

だからあんまり「好き」とか繰り返さないで欲しいんだけど。あんたのセンチメンタルに私を巻き込まないでくれる?

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