《短編》もう一度お前を愛せたら...
窓越しに俺は麻美を見る。


「「麻美!頑張って!頑張って!」」


桃香ちゃんは窓越しに手を合わせて目をギュッと瞑り、叫んでいる。


俺も必死に祈る。


その時、麻美の病室から看護婦が出てきた。


そして俺達に、
『中に入って下さい!』
と告げた。
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