《短編》もう一度お前を愛せたら...
麻美が亡くなってから半年後。


今俺は、一つのお墓の前にいる。


麻美のお墓だ。


今俺がしっかりと右手に握りしめているのは麻美からの最後の手紙。


学校に行くときも何処かに行くときも必ずバックに入れている。


麻美が亡くなってから一度も泣いていない。


麻美との約束だからだ。
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