5人の王子と独りの姫


それからというもの、彼らが座った席には、空き時間ができるとパンダの大群。

いいえ、しつれいしました。
沢山の悪臭とケバいメイクの方々がいらっしゃいました。




よく、あの人たちは我慢できるなー。



と、思っていると





「ねえ、あなたも私と同じ仲間ね。」


と、謎の美少女に話し掛けられた。



「あ、もしかしてあの転校生達のことですか?」


と、わたし。




「あ、そうそう女子がウザイよねー。
他のクラスに行けばよかったのに。」



この、美少女さん以外に毒舌だ...



「あ、名前教えて無かったわよね。わたしの名前は 中津 希良梨 Nakatu kirari
よ。よろしく」



「よろしく。中津さん」




「あ、呼びつけでいいわよ。敬語も無しね。友達なんだから。」



友達...? tomodachi?



「あら、愛橋さん。友達になりたくない?無理しなくてもいいのよ。」




「い、いや 友達になろう って言われたの初めてだから......。



よろしく!希良梨 」





新たな 友達 というワードに私は胸が踊った。



意外に馬が合うようで、私と希良梨は色々な事を喋った。



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