さよならブルー

「アオイこそ、何してんの？」


何気なくそう言ったものの、すぐに、ものすごく間抜けな質問をしてしまったと後悔した。


制服を着てここまで来てるんだから、学校に行くしかないのに。


ましてや、不自然な動きをしているあたしを心配して、わざわざ立ち止まってくれたというのに。


「俺？俺は、今から学校行くところ」


アオイはあたしの間抜けな質問にも、つっこみもせず誠実に答えてくれる。


そういえば、前からこういう人だった。


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