天然愛され彼女と…俺の生活。
もう少し、警戒しようよ!
「…透明が心配で俺死ぬ」
俺は歩くのを止める。
すると透明は振り向いて、俺に近寄って来た。
「…シグちゃん、あたしは死んでもシグちゃんと一緒にいるからね?」
……それは怖い!
マジでやめろや。
俺は心で満たされるほどのツッコミをする。
なんでいつの間に、透明に振り回されているんだろう?
なんで寄りによって透明を好きになったんだ?
俺には沢山の女が寄ってくる。
ケバケバしい女から、清楚でお堅いイメージの強い堅物女まで…。
可愛い子もいる。
それなのに…俺は透明を選んだ。
透明はニコニコと笑って、俺の手を握る。
カアッと赤くなる頬。
俺はこれだけで幸せになれるんだ。
付き合って半年の彼女。
天然っぷりはなくなることはないだろう。
少し冷めた俺と、天然彼女との物語はココから始まる。