天然愛され彼女と…俺の生活。
「おいおい…。まぁ、時雨次第だよな。寝よう。俺ベッド♬」
ちゃんと鍵が閉めてあるかを確認したのちに自分の部屋。
するとコウはベッドにダイブした。
おいおい。呆
ギシギシ言ってんぞ。笑
俺はしょうがなくコウにベッドを譲って、敷布団で寝ることに。
「…時雨、まだ起きてる?」
電気を消して数分後、コウが話しかけてきた。
「…んー」
眠いけど一応起きてる俺。
「あのな、俺からアケミを振ったんだ。許せなくて見返してやろうって思った。でもさ、…お前見てると出来ないや」
コウは真面目な口調で言う。
「なんで?俺みたら出来ないの?」
コウは壁側を向いていたのをクルリとこちらを向く。
「…お前の誠実さを見たら出来ない。時雨がどれだけ透明ちゃんを想ってるか知ってるし、ホントに幸せそうなお前みてたらそんなこと…小さなことだった」
俺の誠実さ?
俺が誠実?
んな訳あるかよ。
俺は疑ってんだ。
透明を表向きでは信じてる感じだけど。
内心、哉魔屋とできてたんじゃ無いか…そんなことさえ思ってるんだから。
きっとコウは知ってる。
俺が最低な奴だって。
でも…ずっとつるんでくれてるんだ。
女がバレンタインでくれたチョコを全て突き返した挙句。
告白の振り方が雑。
最低な野郎だろ。
でも…透明と付き合って俺の何かが変わった。