天然愛され彼女と…俺の生活。

俺はぎゅっと抱きしめた。

さっきよりも…きつく。

離れないように…。

好きだよ、って伝わるように。

きっと…これは、差し込んでくる太阳(たいよう)の日差しと俺たち二人だけの秘密の時間。

授業の始まるチャイムがなる。

補習はもう始まってる。

でも…俺たち二人にはチャイムなんて聞こえない。

それくらい…想ってた。

そこから俺たちはチャイムがなるまで他愛もない話をして…。

透明の家に行って…俺の家。

「シグちゃん、聞いて欲しい」

「うん」

透明の辛い過去を受け止めるって決めたんだ。

だから、また俺に君の温かい笑顔をみせて下さい。



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