天然愛され彼女と…俺の生活。

彼女は勉強が苦手じゃないそうです。


2年生の俺らの青春の夏休み前に何があるか知ってるかい?

それはね?

「…期末テストなんてやってられっかよ!」

親友の幸翔(ゆきと)が先に言ってくれました。

はい。

期末テストです。

ココで一個でも赤点があれば…分かるよね?

再試です。

俺は平均的な脳みそです。

必ずや3分の1くらいの順位は取れます。

「…時雨、教えてくれよ!」

休み時間。

親友に頼まれたからやってやったものの…。

成果はまるで見られず。

数学中学からやり直したらどうだ?

そんな感じ。

透明とは別のクラスだから、順位とかは聴いたことがない。

あの天然さ故に…きっと苦労していることだろう。

俺は若干呆れながらに、幸翔に勉強を教えてやる。

…教えた所を何度やっても、幸翔の頭は理解せず。

…まるで受け入れてくれないようだ。

…それが数学だけ特に。

5、6時間目は、詰まんなくて寝る。

だって詰まんないし…。

こないだ習った所の復習。

今日は幸翔の為にある授業と言っても過言ではない。

しかし、幸翔が真剣に聴くわけもなく。

「…先原幸翔!明日お前だけ居残りな」

はい、数学教師にお呼ばれのようです。

< 4 / 60 >

この作品をシェア

pagetop