天然愛され彼女と…俺の生活。
そう言って笑った顔は、今でも忘れることは無い。
朝倉君はサボるって言ったものの、ホントにあんまり話の内容を覚えては無い。
なんでだろ?
そこだけスポッと記憶が抜けてる気がするんだ。
なんでだろうね。
不思議で仕方が無いや。
そして、朝倉君ともまたいつものように話して…中学3年の夏休み。
朝倉君もあたしも部活は終わってしまった。
いつの間にか…その言葉がよく合う。
告白の回数は春がとくに多いくらいで変わらない。
哉魔屋くんのことなんて忘れてた。
体育祭の際はよく目立つのは分かってた。
でも…あたしの視線の先にはやっぱり、イケメンな人よりも、朝倉君だった。
誰よりもその場を楽しんで、笑ってる朝倉君にばかり目がいく。
結衣はあたしの相談を聞くたびにため息。
まぁ、そりゃ振られる可能性しかないけどさ!
それでもやっぱり朝倉君が一番なんだ。
秋にはいったくらいの時、哉魔屋くんに呼び出しをくらった。
昼休みの朝倉君との話せる唯一の機会。
別に約束をしている訳ではない。
でもそれが日課と化しているあたしと朝倉君にはどちらかが来ない日は必ず探しにいくほどだ。
あたしが昼休み風邪を引いて行かなかった時、朝倉君は走ってあたしのクラスに来た。