天然愛され彼女と…俺の生活。
「順位はどのくらいなの?」
透明からの質問。
「中間は50位だった」
「凄いじゃん、シグちゃん!頭いいね!」
透明は素直に「凄い」と褒めてくれる。
「透明はどうなの?」
「うーん、中間はね…確か6位かな?」
「……」
俺唖然。
何も言葉に出ない。
透明は不思議そうに首を傾げる。
「シグちゃん聞いてる?」
「…も、もう一回だけお願いします」
俺は聞き間違いだ、と言い聞かせ透明にお願いする。
「だから6位だって」
当たり前に言う6位。
ホントに凄いしか言えないよな。
「透明のこと見直したわ」
「それはどーもです」
俺が疑ってたとは知らずに、無垢な笑顔てニコニコ。
癒される心。
マジか…。
じゃあココは俺が教えて貰おう。
「透明、勉強教えて」
「うん!スパルタだからね!」
ニコニコ微笑ながら言われて…。
透明は真面目に教えてくれて…本当に分かり易かった。
スパルタではなかったけど、彼女なりの厳しさもあり、なんだか特別だった。
こりゃ馬鹿な幸翔でもなんとかなるかな?
「…疲れたー。あたしの部屋行こう!ココじゃ詰まんないよね」
うんうんと自問自答をして、俺の手を引いて右隣の部屋に…。
俺はと言うと、されるがまま。
ドアが開け放たれる。
そこから見えたのは…意外な光景だった。