俺だけみとけ!
ん?
目を開けるといつの間にか保健室のベッドで上だった…
え?
あぁ、俺倒れたんだっけ??
てかなんで明里が隣に!?
時計は5時半になろうとしていた…
6限目が終わってもう1時間が経っていた。
「ん……、あれ?
私寝ちゃってた?」
まだ体操服のジャージ姿の明里が眠そうな目をこすっている。
もしかして、明里ずっと……
「ひぃ、私すっごく心配したんだよ!」
ガバッと起きて心配そうな目で俺を見つめる明里。
『いや、あぁ…その…
心配かけてごめん』
「やっぱり、栄養失調だって先生言ってた」
すると明里は俺の腕を掴んだ…
「腕も細くなってるし。
てかいつからあまり食べてないの!?
いつも何食べてるの!?」
『つい3、4ヶ月前かな…?
いつも手軽なインスタント食品とか…』
「ついじゃないし!
てかインスタントなんてだめ!」
明里は心配症なんだよ…
何か食べてたら死なないんだしさ。
『そんな心配すんなよ』
「するわよ!」
『え?』
すると俺の手を握った…
「私、ひぃが好きだから…」