俺だけみとけ!
こいつらに隠し事なんて出来やしないな。
てか、しようとも思わない。
だってこんなに仲間思いな友達はいないから。
「よくめげ無いわね?私なら無理だわ」
るいはウインナーを口に放り込んた。
あっさりしたるいには多分無理だろう。
『まぁまぁ、そこだけが緋色の取り柄だろ?』
いつも真ん中に入るのは悠だ。
どんな場合でも中立を保っている。
『でも、辛い時の方が多い』
「そりゃあそうでしょうね…
目の前で幸せそうな顔されちゃね」
「でも、頑張んなよ!
私はずっと応援してっからさ」
そう言ってるいは笑った。
『俺も応援してっから!』
ほんと、優しいやつら。
見守ってくれてる友達がいるから、頑張んねぇと。
『ありがとな!』