俺だけみとけ!
俺はちらっと見てわかった。
そーゆーことね。
「もう!笑うな!!」
るいのはスプレーで恐らく、黒で書く文字を緑で書いた後があった。
『ばーか、こんなミス俺に任せろっての!』
悠はすたすた教室に戻って行った。
ほんと、悠は頭の回転が速い。
失敗を恐ることなく何でも進めて、ミスしたらすぐ修正する。
「あいつってば」
るいはため息をついて、こっちを見た。
「緋色も戻るよ?」
『おう』
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