俺だけみとけ!
ちゃんと今頃、明里は楽しんでるかな?
『今思ったけど、るい友達と回らなくて良かったのか?』
悠が心配そうにるいに訊いた。
が、
るいはきょとんとしている。
「何言ってんのよ!
回ってるじゃん?友達と」
『そーだけどさ』
「女の子と回るより、やっぱりあたしは悠と緋色が良い」
その言葉に安心したのかみるみるうちに笑顔になっていく悠。
るいと悠、付き合っちゃえば良いのにな…
なーんてね?
「それより緋色残念だね?
明里と回れなくてさ…」