椿の氷
いきなり現れるや否や言う俺に
闇之チャンは人知れず眉を寄せた
多分、当人も気付かないくらいに

「あ、西垣さん
出来ることなれば、余りの近寄らないで下さい」

「え、何でそんな嫌われて…
…あー」


直ぐにわかった
多分、初対面の時のことだ
俺の蛇さんが、彼女の服の中に入ってしまったことだよね
こりゃ、嫌われても当たり前かも

あの時の俺を
今になってすごい殴りたい

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