椿の氷
「…疲れた?」


隣に腰掛け問うと、少し距離をおいて

「違います
寝不足です」

「クスッ…
そういうことにしておくよ」

「本当です」



華亜羅は、俺が彼女を目で追いかけていると言ったな
それはどんぴしゃだ
彼女が、龍牙に連れられた時から、な


「…貴方が休むなら、私は別の場所へ…」

「豹那」

「!」

「…何時もあいつらにやれるか
騒がしいから此処で休みな」

「…わかりました」




___ドクンッ


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