そんなアナタが好きです。
二人で過ごしていると時間がすぎるのは早いもので…
気付けばもう10時だった。
これはやばいかなぁ…とか思いながらも立ち上がる。
「大丈夫?立てる?」
「あ、はいっ!大丈夫です」
そう言って立ち上がると腹痛が…
でも我慢出来るし…先輩に迷惑かけたくないから…
私が少し我慢しながら玄関まで行くと先輩は気の毒そうに言ってきた。
「もうちょっと優しくしたが良かったかな…
本当にごめんね?送って行く。」
「いえいえ!本当に気にしないでください!
私なら大丈夫ですからゆっくり休んで下さい」
私がそう言うと先輩はしぶしぶ頷く。
なんだかんだ素直だったりする。
そうしてマンションの下まで出てきてくれて私を見送ってくれた。