そんなアナタが好きです。
翌日。
放課後私は明斗先輩を屋上に呼び出した。
もちろん私の隣には沖乃先輩と遥緋がついてきてくれているけれど。
明斗先輩はなにかを察したのか深刻な顔で私達に向き合う。
「明斗先輩」
「は、はい?」
私は言うことを決心して話す。
「私沖乃先輩との子供ができました。
お願いです!別れてください」
「は!?妊娠ってことか!?
そんな冗談やめろよ」
私がそう言うと先輩は驚きを隠せないようにそう言った。
そして私に迫ってこようとした時、先輩と遥緋が私の前に出てかばってくれた。
「僕の作戦大成功♪
誰が君みたいなやつに遥音ちゃんを渡すかっての。いい加減諦めなよ。」
沖乃先輩は声は笑っているけど目が笑ってないままそう言い放った。
それを聞いた明斗先輩は後ずさりする。