そんなアナタが好きです。
お風呂から上がり、布団に潜る。
先輩はただずっと私を抱きしめているだけ。
私もそれが一番落ち着く。
正直手なんて出して欲しくないから。
「遥音、本当に今までありがとうな。
今日みたいにもっと楽しくしていればよかったよ本当に。
俺はずっとずっと遥音のみかただから」
「先輩…」
先輩はそう言うと目を閉じる。
私もそれにしたがい目を閉じた。
「元気な子供、産めよな?
何かできることあったら言ってくれ」
「あ、ありがとうございます!」
「よし、今までありがとう。朝が来たら別れような」
そうして二人で眠りについた。