そんなアナタが好きです。
「お、沖乃先輩っ!」
突然登場した先輩に驚いた。
何かといつもいつの間にか近くにいたりするんだよね
「って、まぁ…ちょっと太ったように見えるもんね!」
「う、うるさいです!
成長してていいことでしょ!」
顎にてを当てながらにやにや笑う先輩にそう言うと急に真顔になり顔を近づけてくる。
「ちょっ!」
私がよける仕草をすると先輩は私の頭をポンッと叩いて笑う。
「なに?キスされるとでも思った?
そんなのいつでもしてあげるよ♪…じゃなくて
そろそろ沖乃先輩ってやめない?」
笑いながらそういう先輩に?になる。
「つーまーり!
僕のことを彼方って呼んでってこと!
付き合ってるんだし敬語もいらないよ?お母さん?」
この人はなんでこう人が聞いてるかもしれないのにお母さんなんて言うかな!!
バレたらどうするのよ。
「で、では…彼方さんで…」
「うむ。よろしいっ」
そう満足そうに微笑むとさっさとどこかへ行ってしまった。