そんなアナタが好きです。
「遥音と話し合った結果産むことになりました
もちろん遥緋にも許可は得てます。
そしてバレたら退学をし、僕が働いて二人を養うと決めています。」
彼方さんが先生にそう言い終わると
先生はため息をつく。
「はぁ…働くって決まってるのか?就職先は」
「いえ、明日面接に行きます」
先生は少しの間考えて、
「就職先が決まったら退学にしろ。
それでいいな?」
「「はいっ!ありがとうございます!」」
私と彼方さんは声を揃えて先生に頭を下げた。