そんなアナタが好きです。
「あいつもお前の幼なじみも本当にばかだよ」
「えっ?」
なんで急に涼助くんが出るのか不思議で先生を見上げる。
「別れたんだろ?
虹村…遥緋の方が少し残念そうにしてた。」
なんで遥緋が残念そうに?
むしろ喜んでたのになぁ
またもや心を読んだかのように話しをする先生
「遥緋の方だって妹が悲しむことは望んでなんかないんだぞ。」
「それはそうなんですけどね」
そして先生はドアの方を見つめながら「きた」とつぶやきドアの方に歩いていく。
そしてドアに手をかけながら言う。
「まぁ心配しなくても涼助は彼方みたいなひどいことをしたりしねぇよ。
彼方も本当はいい奴なんだ。あんまり嫌わないでやってくれ。」
「はい。」
そしてでていった。