そんなアナタが好きです。
「涼助くん…嬉しい
でもね、私もう涼助くんのこと幼なじみとしてしか見なくなっちゃってて…」
私の話を一生懸命聞いてくれる涼助くん。
「今でも本当に涼助くんのこと好きだよ?
でも幼なじみとしてなの…だから、ごめんなさい」
全て伝え終えると自然と涙が出てきた。
そんな私を見て涼助くんは困ったように笑い、頭を撫でてくれる。
「わかった。ありがとな…
これからもよろしくっ!」
「う、うんっ」
そして涼助くんの背中を押す。
「ほらほらっ!
早く部活行かなきゃ遅れすぎたら怒られるよっ!」
「そうだなっ!
いってきまーーすっ」
そうして笑って行った涼助くんを見送った。