そんなアナタが好きです。
そして沖乃先輩の部屋の前につくとふと思う。
これ、家の中入っちゃダメなんじゃないの?
っと
「せ、先輩。
御両親の方いらっしゃるんですか?」
「ん?うち両親とも亡くなっていないよ?」
「すみません...」
なるほど…両親がいないと聞いて納得した
そりゃ一人暮らしで女の子連れ込むなんて出来ますよねぇ…(笑)
「わ、私ここで待っていてもいいですか?」
私がそういうと先輩は少し悲しそうな顔をする
「あ、濡れてるからタオルで拭いていけばいいと思ったんだけどダメだよね」
先輩はずるい...
そんな優しいこと言われてドキッとする。
もしかして私...先輩のこと…
って思ってもダメって思わなくちゃだから好きになったらダメなんだから…
そして結局家に上がることになってしまった。