そんなアナタが好きです。
3章
悲しい現実
翌朝
私は先輩が起きる前に制服に着替えて先輩の家に置き手紙をして家を出た。
なんだかもう気まずくなりそうだったから
私が教室に行くと遥緋が既に来ていた。
遥緋は私を見ると近寄ってきて
「ちょっとこい」
そう私の手を引いて歩き出した。
怖い...
双子でも怖いと思うときはあるんですよ
遥緋はすごく怖いんですよ
両親が早くに亡くなっていて遥緋はしっかりしなきゃって思ってて
私は酷く叱られたりした。
それはもちろん半同棲の涼助くんも同様に...
とにかく怖いんですよ
遥緋は外に出ると私の正面に立って聞いてきた
正面に立つのは身長が同じだからそんなに威圧感はないけど雰囲気がとんでもなく怖い