そんなアナタが好きです。



「お前、昨日どこに誰といた」









涼助くんは先輩といたなんて遥緋には言ってないと思うからばれてはないはずなんだけど...







ここは正直に言うべきだよね...










「沖乃先輩と沖乃先輩のおうちで過ごしました...」









そういった瞬間遥緋から胸ぐらを掴まれた...









「お前あんなやつとなんでだよ!
自分の身に起こること考えなかったのか!?」





「...ごめんなさい」








わかってる遥緋が私のためにこうやって怒ってくれているって...



それでも怒った遥緋は怖くて怖くて仕方ない









「ごめんじゃないんだよ!
もしかしてもう手出されたなんてことはないだろうな」









これも言うべき?


悩んでいると遥緋はわかったようで









「そんな...なんで抵抗しなかったんだよ
もしかして遥音、あいつのこと好きなのか?」





「...ごめん」









私が謝ったことで場が凍りついたように静まり返った。





そして遥緋の私の胸ぐらを掴む手に力が込められて...










バンッ------








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