そんなアナタが好きです。

喧嘩

[涼助side]



俺は流石に腹が立った。




遥音を弄んだってわかったから彼方に無性に腹が立った。







俺の大好きな遥音を
俺の大切な幼なじみを!





泣かせて傷つけた彼方が許せなくなって遥音がお手洗いに行ってから
ついつかみかかってしまった。









「お前...なんでよりによって遥音を傷つけたんだ!!」




「傷つけた?言いがかりはよしてくれない?
それはあの子も望んだことじゃないの?
あの子は僕のことが好きなんじゃないの?」









平気な顔してこいつは...




そしてさらに追い討ちをかけてくる。









「僕はただあの子を僕のものにしたかっただけだよ。君のものではなく僕のね」





「彼方...てめぇ
そんなくだらねぇ理由で遥音に手出したのかよ」








俺が睨みつけるけど俺は160センチしかないから
180越してる彼方はびくともしない。









「だからあの子も望んだんでしょ?」





「ちげーーよ!!遥音をそこら辺の女どもと一緒にすんな!!
遥音はそんなことしたくてお前を好きになってねぇんだよ!」









俺は勢い余って彼方を突き飛ばしてしまった。






それに腹が立ったのだろう、彼方も立ち上がり俺の頬を殴ってきた。





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