そんなアナタが好きです。




「そっか…俺なんかお前に戦意取られたわ」







俺がそう言うと彼方はニコッと笑う。











「遥音とのこと応援してる。
一番の強敵は遥緋だとおもうけどな」









そう、やっぱり一番は遥緋だ。




あいつは本当におっかないやつだ。









「遥緋ってそんなにすごいの?」





「あぁ。遥音は基本遥緋に逆らえない
遥緋に逆らったのは昨日が初めてだよ」









そう言うと彼方は本当に面白そうににやっと微笑む。









「そっかぁーじゃあ僕が遥緋に逆らう悪い子に育てたらいいってことだね♪楽しみだなぁ」









多分こいつはちょっとどころかすごく変わってると思う。





でもまぁこいつになら遥緋に反逆できるかもしれないなぁなんて思ったりしてな笑









「じゃあ僕は今日の子と遊んでくるよ
じゃーね」





「おう!がんばれよ!」









そう言って行ってしまった彼方を見送っていると…




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