そんなアナタが好きです。
校門を出たところで一人の女の子が近寄ってきた。
「あの…」
少し強気な瞳に長い髪をおろしていてすごく綺麗な顔立ちをした多分私と同い年くらいの女の子。
また先輩にようかな?
なんか私ここにいて悪いなぁ…なんて思ってると女の子がワタシを見てることに気づいた。
「虹村遥音ちゃんですよね?」
「あ、そうですよ?」
すこしドキッとしながら女の子と向き合う。
先輩も疑わしげな表情で女の子を見ている。
「私、浪川 鈴鹿(なみかわ すずか)っていいます
隣の学校の2年生です」
「あ、私は虹村遥音、桜花学院の2年生です」
なんで隣の学校の子が話しかけてくるんだろう…
私が疑っているとその子はすっごくにっこり笑って言った。