そんなアナタが好きです。
「あなたたち二人のお家は火事になって二人の両親は亡くなったじゃない?」
そう、両親は放火魔のせいで火事になり亡くなったのだ。
「その時あなたたちは私のお家に泊まりに来ていて助かったでしょ?
それであの後すぐに二人は親戚のお家に行ったから心配してたの...」
そうか...私はすずちゃんのおかげで命があるのか...
正直あの時の記憶は抜け落ちたみたいに無くなっていて覚えてない。
「うーん、親戚の家を転々として今は親戚が建ててくれた家に二人で居るよ♪
幼なじみもほとんど半同棲みたいになってるけど」
そう言うとすずちゃんはホッとしたように微笑んだ。