そんなアナタが好きです。



「はい。春子です。」





名前を言うと納得した顔になる。





「あの子か〜傷ついたのね。
まぁ反論出来ないからごめんなさい。」





ごめんなさいといいつつも笑ったままの先輩を見て私はこれ以上関わったらだめだって思った。







そんなとき








「遥音っ!」






そう言いながら私の元へ来た涼助くん。




涼助くんは沖乃先輩と私を見て何も言わずに私の手を引き連れて歩き始めた。





< 9 / 160 >

この作品をシェア

pagetop