そんなアナタが好きです。
5章

耐える日々




何があっても季節は移ろい夏


わたし達の学校はもうすぐ体育祭ということで練習や準備に明け暮れていた。






上田先輩…いや、明斗先輩はかなりしつこく、暇さえあれば私のとこに来て話していたから付き合ってるのじゃないかと言う噂は徐々に広まっている。






今も沖乃先輩と喋っていると明斗先輩が入ってきた。









「何二人で話してるんだよ」





「僕の遥音なんだからいいでしょ?
いつ、僕が公に付き合ってるってバレていいって言った?」





「仕方ないだろ?俺が皆に言ったわけじゃないんだからなっ!」





「あ?そういう行動取る時点でだめだろ
お前あくまで浮気相手だってわかってるの?」









二人がすごく口調が悪くなってきた…


どうしよう…






なんでこんなことになるんだろう




すると沖乃先輩は私をみてニコッと微笑んでくれた。









「遥音も君のことなんて好きじゃないんだからそろそろ諦めなよ」





「そんなこと!遥音しかわからないだろ!」









そして二人の視線が私に集められる。






これってもしや…




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