そんなアナタが好きです。



「お前、上田。
どういうことだ?説明しろ」









遥緋は怒ったように明斗先輩に言う。


明斗先輩は遥緋の隣にいる涼助くんに助けを求めるように見るが涼助くんは何もしない。









「こ、これは…
お、俺は遥音と付き合ってるんだよ!!」









あまりの遥緋の怖さにか本当のことを言ってしまった先輩。









「はぁ…今すぐ別れろ」





「お、俺は別に別れてもいいけどな!
こいつが俺が好き過ぎて別れたくないって言うんだよ!」









そう言って私を指さす先輩。









「なぁ?遥音?
俺のことが好きすぎてやばいんだもんな!」





「え、えっと…」









どうしたらいいんだろう…





< 95 / 160 >

この作品をシェア

pagetop