そんなアナタが好きです。



「私…私正直一度たりとも明斗先輩を好きって思ったことないです。すみません…」









私はもうこんな現状が耐えきれなくなった…




好きな人がいてせっかく両想いになれたのに
なのに…この人に邪魔されて…





でも沖乃先輩がなんとかなるって、してくれるって言ったから…









「でも、私は努力するから。
だから今まで通り付き合っていきます」









私はそうきっぱり言い放った。




それには涼助くんも遥緋も明斗先輩も驚いていたけど…




多分何かを察したのだろう

遥緋も何も言わずにこの場から去っていった。




涼助くんは









「頑張れ。
何かあったら俺がいつでも聞くからな?」





「ありがとう涼助くんっ!」









そう言って遥緋の元に戻ってしまった。









残された私と明斗先輩。




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