【短編】七夕 ~願い事~

やだ、こんな話ききたくない!


私は耳をふさいだ


こんなときがくるってわかっていたはずなのに…


ケンちゃん「なんで耳ふさぐんだよ…最後まで聞いてくれよ」


ケンちゃんは訳がわからないという顔をしている


私「嫌だ!」


ケンちゃん「頼むよ…」


ケンちゃんがいつになく真剣な顔で言った


私「うん…」


私はケンちゃんに圧倒され耳を離した


ケンちゃん「俺の好きなやつってさ、バカでドジで、『勉強すると頭爆発する』とか訳わかんねーこと言ったりするんだよ」


………え?


それって…


昨日の本屋さんでの会話を思い出す


ケンちゃん「だけどそんなところが可愛いんだ…そいつは俺の幼なじみの高山 音葉っていうんだ」


うそ……


これは夢なのか?


夢ならさめないで

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