桃色クレヨン
詩乃からのメール
『おはよ。悟。』
陵は少し暗かった。
『どーしたの?』
『今日も詩乃ちゃん、休みなんだって…最近、多くないかーーー。』
っと机にベターっとつく。
『もしかして!!病気とか!』
いきなり顔をあげる。
『違うと思うぜ。詩乃は前にも言った通り無敵だぜ。』
『違うかもしれないじゃん。詩乃ちゃん、隠してるかもしれないじゃん。何も知らないのにそんな事言うなよ。詩乃ちゃん、本当は……』
陵は涙を流した。
『もしそうだとしたら詩乃だもん。陵には必ず言うと思うよ。詩乃は陵の事スッゴク大切にしてる。それだけはわかるよ。』
俺はそう言った。
『だから、そんな心配するな。
そんな心配してたら詩乃だから後で笑うぜ。』
っと付け足して。